「私は本当は、どんな保育士になりたかったんだっけ…?」
終わりの見えない日々の業務や、周りの先生たちとの保育観の温度差に疲れ果て、ふと立ち止まった時にそんな迷いを感じていませんか?
新人の頃は、「子どもと共に遊び、喜び、楽しむ保育士になりたい!」などとキラキラした理想を抱いていたはずです。
しかし、いつの間にか心から笑えなくなり、ただその日のスケジュールをこなすだけになってしまっている自分に、強い自己嫌悪を抱いているかもしれません。
でも、あなたが理想を見失ってしまったのは、決してあなたの努力が足りないからではありません。
この記事では、専門リーダーとして多くの先生たちを見てきた私が、現場のリアルな実態を交えながら「あなたがどんな保育士になりたいかわからなくなってしまった本当の理由」と、その理想をもう一度取り戻すためのヒントをお伝えします。
これを読めば、あなたが抱えているモヤモヤの正体がわかり、自分らしい笑顔の保育を取り戻すための次の一歩が踏み出せるようになりますよ!
現場に出て痛感…「どんな保育士になりたいか」理想と現実の残酷なギャップ

「子どもファーストで、一人ひとりと向き合いたい」という強い想いとは裏腹に、実際の保育現場には、あなたの理想を打ち砕く残酷な現実がたくさん転がっています。
「一人ひとりに寄り添いたい」理想は、他の保育士との保育観の違いで崩れ去る
あなたは今、「この場面では一人ひとりの個に寄り添うべきか、それとも集団行動を優先して社会性を伸ばすべきか」を一生懸命考え、目の前の子どもにとって最適なアプローチをしようと努力しているのではないでしょうか。
しかし、現場にはあなたのその熱意とはかけ離れた保育観を持つ先生も少なからず存在します。
「甘やかさないで」
「早く次の活動に進めて」
そんなふうに急かされ、泣いている子にゆっくり寄り添う時間すら与えられないこともあるでしょう。
子どものペースを守りたいというあなたの理想は、日々の集団生活を回すという波に飲まれ、無力感とともに崩れ去ってしまうのです。
集団行動を優先する現場。「私がやりたい保育ではない」と葛藤する日々
行事を滞りなく進めるための過度な集団行動の押し付けや、効率を重視しすぎる保育を見るたびに、「これは子どものための保育なのだろうか?」と疑問を抱くことも多くありませんか。
園庭で見守りと言いながら日陰に集まっておしゃべりをしている先生や、行事の準備など「作業」ばかりを優先し、無意識のうちに子どもから離れてしまっている先生。

まさと
「今は、子どもと関わる時間じゃないの?」とモヤモヤしながらも、それを口に出せず、周りとの温度差に孤独を感じて「私がやりたい保育はこれじゃない…」と葛藤する日々は本当に辛いですからね。
連絡帳や行事準備で「名ばかりの休憩時間」。休めない疲労で心から笑顔が消える
さらに追い討ちをかけるのが、保育業界に蔓延する「休憩時間が実質ゼロ」という過酷な労働環境です。
お昼寝の時間になっても、連絡帳を何十冊も書き、制作物の準備をし、日誌や書類を片付ける…。
少しお茶を飲んで雑談をしたら、「あ、もう3時。起こさなきゃ」と午後の活動がスタートします。
休んだのかどうかもわからないまま疲労だけが蓄積していく状態では、子どもと一緒に心から笑い合うゆとりなんて持てるはずがありません。疲れ切った顔で保育をしている自分に気づき、また落ち込むという悪循環に陥ってしまいます。
理想の保育ができないのは、あなたのスキル不足ではなく「環境」のせい
周りの意識の低さによる孤独感と、名ばかりの休憩時間による慢性的な疲労。
あなたが「子どもと共に楽しむ」という本質的な理想の保育ができないのは、あなたのスキルや経験が不足しているからではありません。
| 今あなたが抱えている悩み | 本当の原因 |
| 子どもに優しくできない | 休めない労働環境による疲労 |
| 自分の保育に自信がない | 周囲との保育観のズレによる孤独 |
| どんな保育士になりたいかわからない | ロールモデル(目標)となる先輩がいない |
あなたが身を置いている「環境」そのものが、あなたの熱い想いと合っていないだけです。どうか自分を責めないでください。
「どんな保育士になりたいか」わからなくなった時に考えてほしいこと

私は専門リーダーとして、疲れ切って「どんな保育士になりたいか」を見失っている若い先生たちをたくさん見てきました。
そこには、若手だけでなく先輩たちも巻き込む、現場が抱える深い闇があります。
専門リーダーとして見てきた、日々に追われて心に余裕がない先生たち
若い先生たちが理想を見失ってしまう最大の原因は、「目指すべきロールモデル(良い保育士像)となる先輩がいないこと」にあります。
しかし、中堅やベテランの先生たちが最初からそうだったわけではありません。

まさと
先輩たちもまた、日々の膨大な業務と責任に押しつぶされ、かつて抱いていた『自分の理想の保育士像』との間で深く葛藤しているものです。
余裕のなさから、つい裏で否定的な意見や愚痴をこぼしてしまう。
そんな先輩たちの疲弊した姿を見て、若い先生たちは「私も将来、あんな風になくなっちゃうのかな…」と目標を失い、自分がどうなりたいかわからなくなってしまうのです。
自分をすり減らしてまで、今の職場で働き続ける意味はあるのか?
尊敬できる先輩もおらず、休憩すらまともに取れず、「子どもファースト」の想いも叶わない。そんな余裕のない職場で、これ以上自分をすり減らして働き続ける意味は本当にあるのでしょうか?
「保育士とはこういうものだ」「みんな我慢しているから」と自分に言い聞かせ、心を殺して働く必要はありません。

まさと
自己犠牲の上に成り立つ保育は、決して長くは続きません。あなた自身の心と体が健康であって初めて、子どもたちに本当の愛情を注ぐことができるのです。
「どんな保育士になりたいか」と同じくらい「どんな働き方をしたいか」も重要
「どんな保育士になりたいか」という理想の保育像と、「どんな働き方をしたいか(残業なし、人間関係が良いなど)」という人生の理想は、決して切り離して考えるべきでないと思います。
- 持ち帰り残業がないから、休日はしっかりリフレッシュできる。
- 人間関係が良いから、本気で保育について話し合える。
- 休日に話題のスポットに行き、保護者や子どもたちと共感し合う。
ゆとりがあって初めて、あなたは心から子どもと向き合い、思い描いていた「理想の保育士」がおこなう働き方に近けます。
働き方の環境を整えることは、理想の保育への第一歩なのです。
初心を取り戻す!「どんな保育士になりたいか」をもう一度見つけるヒント

ここで少しだけ立ち止まって、自分自身に問いかけてみてください。見失ってしまった理想を呼び起こすためのヒントをいくつかご紹介します。
子どもと関わる中で、あなたが一番嬉しかった瞬間はいつ?
日々の忙しさに埋もれてしまっているかもしれませんが、あなたが保育士として喜びを感じた瞬間を、もう一度思い出してみてください。
- ずっと泣いていた子が、心を開いて自分に抱きついて笑顔になってくれた時。
- 逆上がりができた瞬間を一緒に喜んで、お迎えの時に保護者に報告した時。
- 自分が考えた遊びで、子どもたちが夢中になって目を輝かせてくれた時。
新人の頃に思い描いていた「子どもと共に遊び、喜び、楽しむ」という本質の喜び。あなたの保育士としての優しい根っこは、決して失われていません。
もし、人間関係のストレスや残業が一切なかったらどうしたい?
「先輩の目を気にしなくていい」「行事の準備や持ち帰り残業も一切ない」「ゆっくりと休憩も取れる」

まさと
もし、そんな完璧な環境だったとしたら、あなたは目の前の子どもたちとどう関わりたいですか?
「時間を気にせず、納得いくまで泥んこ遊びに付き合いたい」
「一人ひとりの顔を見ながら、ゆっくり絵本を読んであげたい」
制約をすべて外した状態から浮かび上がってくる願いこそが、あなたが本当に目指している「なりたい保育士像」です。
保育の枠にとらわれない。あなた自身の「人生の理想」も一緒に描こう
理想の保育を実現するためには、「保育園の正社員でなければならない」という枠にとらわれる必要はありません。
仕事だけでなく、「休日は趣味のカフェ巡りをしたい」「将来は自分の子どもとの時間を一番大切にしたい」といった、あなた自身の人生の理想も一緒に描いてみてください。

まさと
もっと自由に、あなた自身の心と生活を守れる働き方を選んでいいのです。
保育の形は、決して一つではありません。
実際、私も働き方を自由にして、我が子との時間が増えたり、土日に少し働くなら、金曜日は完全OFFにしています。
Webライターで保育園や保育士の役立つ記事を書き、ベビーシッターで家庭支援、運動コーチをしながら子どもの特性に合わせた発達支援をするなど可能です。
「どんな保育士になりたいか」を諦めない!理想を実現できる新しい働き方

最後に、あなたが思い描いた「どんな保育士になりたいか」という理想と、豊かな人生をしっかりと両立できる新しい働き方を3つ提案します。
ベビーシッターや個別指導など、自分のペースで子どもと関わるという選択肢
「集団行動よりも、一人ひとりの子どもにしっかり寄り添いたい」という想いが強いなら、ベビーシッターという働き方が非常にマッチします。
私自身もシッターの経験がありますが、行事の準備や集団行動を回すプレッシャーに追われることなく、目の前の1人の子どもとじっくり向き合えます。
自分のペースで、その子が本当にやりたい遊びにとことん付き合える環境は、まさに理想の保育を追求できる素晴らしい選択肢です。
人間関係の悩みをリセット!丁寧な保育ができるホワイト園へ転職する
「やっぱり集団の中で、子どもたちの成長を見守りたい。でも今の園は合わない」と思うなら、あなたの保育観に合う別の園へ環境をリセット(転職)しましょう。
世の中には、休憩時間がしっかり確保され、先生同士がリスペクトし合い、子どもファーストを徹底している「ホワイトな保育園」が確実に存在します。
ただし、自力で探すと同じ失敗を繰り返すため、内部の人間関係や保育観をしっかり教えてくれたり、あなたの理想をしっかりと聞き出してくれる転職エージェントを頼ることが必須です。

まさと
一都三県にはなりますが、私の知り合いに素晴らしい転職エージェントをしている方がいます。
話を聞くと本当の意味で保育士の気持ちに寄り添い、理想とギャップを埋めてくれるために奔走してくれる方です。
以下の記事で詳しく載せているので、ぜひチェックしてみてください!
▶ 【実態】このゆび保育の転職サポートとは?人間関係に疲れた保育士を救う理由
保育業界の常識から抜け出す。在宅ワーク(Webライター)で心を取り戻す
「もう保育業界の人間関係や、サービス残業に振り回されるのは限界…」そう感じるなら、完全に一人でできる在宅ワークにシフトするのも素晴らしい選択です。
| 働き方の違い | 保育園の正社員 | Webライター(在宅ワーク) |
| 人間関係 | 人間関係に気を遣う、愚痴に疲弊 | 完全に一人(ストレスゼロ) |
| 働く時間 | シフト制、休憩時間ゼロ | 自分の好きな時間に働ける |
| 心のゆとり | 子どもたちの言動で一喜一憂 | 自分のペースで心穏やかに過ごせる |

まさと
私が今実践しているように、「Webライター」として在宅で安定した収入を得ながら、自分の好きな時だけシッターなどで子どもと関わる(パラレルワーカー)という生き方もあります。
人間関係のストレスがゼロになるため、心に圧倒的なゆとりが生まれ、「本当にやりたかった子どもとの関わり方」ができるようになります。
実は保育士ってWebライターとしての資質がある人が多いです。理由は次の記事で紹介しています。ぜひ確認してみましょう!
▶ 保育士辞めたい!「別の保育園への転職」以外の選択肢と在宅ワークという抜け道
まとめ:「どんな保育士になりたいか」悩み疲れたあなたへ。自分らしさを取り戻そう
「どんな保育士になりたいかわからなくなった」と悩むのは、あなたが誰よりも真剣に子どもと向き合おうとしている証拠です。
あなたの「子どもと共に喜びたい」という理想は間違っていません。間違っているのは、その理想を潰してしまう今の環境です。理想の保育と働き方のゆとりは、両方同時に叶えることができます。
自分をすり減らす毎日にピリオドを打ち、あなたが心から笑顔になれる場所へ一歩踏み出してみませんか?

まさと
もし、一歩踏み出したという保育士さんに向けて、Webライターの始め方を以下の記事に載せています。
保育士は続けたいという人も、ホワイトの保育園で自分らしさを発揮してほしいと思います!
【Webライターに興味がある人はこちら】
【自分らしい保育をしたい人はこちら】