【保育士は知らない】Webライターをするうえでの文章の基本ルール

【保育士は知らない】Webライターをするうえでの文章の基本ルール

保育士の副業はWebライターはおすすめです。この記事では、保育士がWebライターを始めるときに必要な文章の基本ルールについて説明します。

保育士さん
保育士さん

Webライターの文章にルールってあるの?
連絡帳のように書くってわけにはいかないですよね?

まさマル
まさマル

するどい!その通りです。
僕もしているWebライターの経験をもとに文章のルールを解説していきます。

保育士がWebライターを始めるうえで、最初に勉強するポイントは文章ルールです。
といっても難しいものではないので、身構えずに記事を書いていく中で慣れていきましょう。

保育士はなぜ、Webライターの文章ルールを知らないのか


保育士は連絡帳やお便り、月案など日常で書くことをしています。
しかし文章のルールを知っているかと聞かれて答えられるでしょか。
答えはNO。理由はこの2つです。

教えてもらう機会がない

実は、ほとんどの人は文章のルールは知らないのです。なぜなら、学校で教えてもらってないから。

主語と述語の関係のことは教えてもらっても、テストで「先生に分かりやすい回答で答えなさい」なんて問題はでないですよね。

下記にも記載しますが、Webライターが使う文章の基本ルールは「分かりやすい」ことです。なぜかは後で解説します。

つまり保育士だろうと他の仕事をしている人だろうと、文章の基本ルールなんて普通は気にしていないのです。

調べる時間がない

保育士が連絡帳や月案を書くときは、午睡の時間か持ち帰って書くことが多いと思います。漢字などの誤字脱字は気にして調べるでしょう。

しかし、わざわざ文章のルールについて調べると自分の休憩時間がなくなるし、他にやることもたくさんあります。

だからルールを調べるなんて思いもしません。

まさマル
まさマル

保育士ってなんでこんなに時間がないんでしょうね……。

Webライターが文章ルールを守らないといけない理由

そんなのWebライターは書くことのプロだからでしょう。という声が聞こえてきそうです。

しかし、文章を書くことは誰にでもできて副業が政府のお墨付きであるので、Webライターを目指す人が増えています。AI執筆ツールもたくさん出回り書くことがより簡単になったこともあります。

だから、Webライターは初心者が多いです。

それでは、なぜ文章ルールを守るのか。実は明確な理由があります。

その理由は以下の2つです

詳しく解説します。

SEO対策

SEO対策とは、検索したら自分の書いた記事が上位表示(1ページ目に表示)させることです。

文章ルールを守ることがSEO対策になるのかを簡単に説明すると

STEP1
Googleの評価に記事の滞在時間がある
GoogleはロボットをWebの中を回遊させて、記事が良いものであるかを確認している。
STEP2
読者は記事を読まない
読者は記事をじっくり読みたいのでなく、知りたい情報をみたいだけ。読みにくいとすぐに記事から離れる。
STEP3
質の悪い記事と判断されて検索順位が下がる
すぐに記事から離れられると、たいした記事ではないと評価されて、検索順位が下がる。

このような流れで検索順位に影響がでるといわれています。

一番簡単な方法は、文章のルールを守り、読者が読んでいて違和感がない記事を書くことです。

チェックポイント

読者に読みやすい記事を書こう!

クライアントへの印象が悪くなる

SEO対策の続きになりますが、読みにくいと早期離脱されてしまうので、クライアントも文章の読みやすさは重視している方が多いです。しっかりとマニュアルをつくって書き方を指定するクライアントもいます。

文章が読みにくいと感じられたら修正依頼が入り、クライアントも手間や時間をかけないといけません。時間を作りたいからWebライターに依頼しているため、文章ルールを理解しておくことが重要でしょう。

しかし、すべてのルールを知らないわけではありません。

「あ、聞いたことある。」「こんなの知っているよ。」というルールも多くありますので、気構えずに確認していきましょう。

Webライターが知っておきたい文章の基本ルール

文章の基本ルールは下記のとおりです。主に使うルールを記載しています。しっかりと理解し、ブログなどで練習してみましょう。

ひとつずつ丁寧に解説します。

① 文末を変える

文章の文末「〜です。」「〜ます。」などの言葉を変えていきます。少なくとも同じ文末表現は連続して2回までにしましょう。

(悪い例)
子どもがケンカをしていました。保育士は見守ることにしました。子ども同士でお互いの気持ちに気づいて欲しいと思いました。

(良い例)
子どもがケンカをしていました。保育士は見守ることにしました。子ども同士でお互いの気持ちに気づいて欲しかったからです。

② 読点を使いすぎない

読点は文章が長いと読みづらいので、一区切りつけるために入れます。
しかし、読点を使いすぎると逆に読みにくくなります。文章が長い場合は、文章を2つに分けると良いです。

(悪い例)
この保育園は、多くの保護者から人気があり、理由は、カリキュラムが、素晴らしいと評判だからです。

(良い例)
この保育園は多くの保護者から人気があります。理由は、カリキュラムが素晴らしいと評判だからです。

一文一義ともいわれます。一つの文章で、一つの意味を伝えなさいという意味です。

③ 〜たり〜たりを意識する

〜したりは2回続けて使うルールがあります。1回だけで使ってしまうのは話し言葉で通じてしまうからです。

(悪い例)
僕はWebライターになりたいです。理由は自分で作業時間を選べたりするからです。

(良い例)
僕はWebライターになりたいです。理由は自分で作業時間を選べたり、カフェで仕事をしたりできるからです。

④ 記事全体で表記を同じにする

「こども」「子ども」「子供」と同じ意味でも違う言葉を混ぜないようにしましょう。記事の中では、「子ども」が使われているなら、「子ども」で統一します。

(悪い例)
子どもと話すことが好きです。
保育士をしていると子供との会話が楽しくて、この表現は天才だなと笑わせてくれます。

(良い例)
子どもと話すことが好きです。
保育士をしていると子どもとの会話が楽しくて、この表現は天才だなと笑わせてくれます。

例外として、おい表記が「子ども」の場合でも「認定こども園」はこども園のままでよいです。
理由は「認定こども園」は名称だから。
名前を勝手に変更すると、著作権の関係など問題があります。名称は勝手にカタカナにしたり、省略して書いたりするのはNGです。

⑤ 漢字の「ひらく・とじる」

Webライターの専門用語です。

漢字をひらく ⇒ 漢字をひらがなにする

漢字をとじる ⇒ 漢字のままにする

漢字をひらくと文章のバランスが整い、読者が記事を読みやすくなります。

個人的によく使う漢字のひらきは以下のとおりです。

漢字の表記    ひらがな(ひらく) 
随分ずいぶん
但しただし
有難うありがとう
下さいください
全てすべて
出来ないできない
以下の通り以下のとおり
気付く気づく
子ども達子どもたち
して頂くしていただく

基本は記事やメディアで表記を統一しますので、クライアント側から指示があることが多いです。

⑥ 文章のねじれに注意する

文章のねじれもWebライターで使われる言葉です。

主語と述語がかみ合わないことを文章のねじれといいます。

(悪い例)
子どもたちは私にプレゼントをくれて、とても嬉しいです。

これだと、主語は「子どもたち」で述語は「嬉しいです」となります。嬉しいのはプレゼントをもらった「私」になるので、意味は伝わるけど変な読みにくい文章になります。

(良い例)
私は子どもたちからプレゼントをもらって、とても嬉しいです。

こうすると主語は「私」で述語が「嬉しい」となり、文章もかみ合いますね。

ねじれの対策としては、主語を始めにもってくることや文章を長くしすぎないことです。

⑦ 主語と述語で同じ言葉は使わない

分かりにくいので例文から解説します。

(悪い例)
保育園での仕事は、保育園にくる子どもたちを受け入れて、保育園で活動を通して、子どもたちが成長する機会を与えることです。

読んでみてこんなに保育園いらないよって思いますよね。くどいと読みづらいです。

(良い例)
保育園での仕事は、活動を通して子どもたちが成長する機会を与えることです。

主語は「保育士の仕事は」のほうが分かりやすいかもしれませんね。

⑧ 〜のを連続させない

意外とよく使ってしまうので注意しましょう。「〜の」が連続するようであれば、違う言葉を探します。
先ほどの例文です。

(悪い例)
保育士の仕事は、活動を通して子どもたちの成長の機会を与えることです。

(良い例)
保育士の仕事は、活動を通して子どもたちが成長する機会を与えることです。

このほうが読みやすいですね。

⑨ 二重表現をしない

二重表現とは、同じ意味の言葉をつづけないことです。

意外とよく使われています。

  • まず始めに
  • 約10回ほど
  • はっきりと明言する
  • 受注を受ける  

違和感は感じませんが、話し言葉で使ってしまう表現が多いです。気をつけましょう。

⑩ 冗長表現をしない

冗長表現とは、意味のない文章を書いて文書を長くすることです
無意識にやっているので注意しないといけませんが、気にならないクライアントもいるようです。
今は、気づいたら直すスタンスでいいと思います。

(悪い例)
私は保育経験が10年あり、クライアント様の読者ファーストという理想に強く共感いたしました。
私は保護者の悩みを解決することができます。きっとクライアント様のお役に立てると思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

普通の応募文のようですが、冗長表現が使われています。

(良い例)
私は保育経験が10年あり、クライアント様の読者ファースト理念に共感いたしました。
私は保護者の悩みを解決できます。きっとクライアント様のお役に立てると思います。
どうぞ、よろしくお願いします。

「〜という」⇒「〜の」「〜に」など表現を変えても読みやすい

「することができます」⇒「できます」

など簡潔にすると長くならず、読みやすい文章になります。

まとめ

ここではWebライターを始めるうえで、文章の基本ルールを解説しました。文章の基本ルールを守ることでSEO対策につながります。

以下、文章ルールのまとめです。

【基本的な文章 10のルール】

  1. 文末を変える
  2. 読点を使いすぎない
  3. 〜たり、〜たりを意識する
  4. 記事全体で表記を同じにする
  5. 漢字の「ひらく・とじる」
  6. 文章のねじれに注意する
  7. 主語と述語で同じ言葉は使わない
  8. 〜のを連続させない
  9. 二重表現をしない
  10. 冗長表現をしない

文章の基本ルールを理解することで、クライアントの印象が良くなります。

仕事も任せてもらいやすくなるので、何度も確認して覚えていきましょう。

まさマル
まさマル

記事ができたら、最後に音読すると違和感のある文章が分かります。
僕も間違えることあるんですよね(苦笑)

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